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【Rlog】腰痛、痺れ、膝の痛み 理学療法士自身の身体の悩みを解決していく

はやた
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みなさんこんにちは

本日もリハビリの様子についてお伝えしていこうと思います。

今パッと思いついきましたけど、リハビリのブログなのでrehabilitation blogの略で「Rlog」と命名することにしました。呼び方は、リログですかね。Video blogの略でVlogが流行っていたので、それに対抗する形でこの「Rlog」を広めていきたいと思います。ピラティスブログのPlogなんていうのもいいかもしれませんね。

さて、今回のリハビリ対象の方は、ピラティスレッスンでもお馴染みの後輩のSくんです。患者さんよりも本人の方が身体の不調を抱えているということで、そんな状態では患者さんのリハビリをより効果的に行うことはできないため、身体の不調をとっていきたいと思います。実際に治療をしてくれたのは、私のリハビリもしてくれた神同期こと同僚の親友くんです。

今回のコラムは

こんな人におすすめ
  • 理学療法士
  • 新人理学療法士
  • 若手理学療法士
  • 理学療法学生

それではやっていきましょう

評価

改めて後輩くんの症状をまとめると

▶︎主訴:

・両腕の痺れ(特に左肘の部分に強い)、腰が重だるい痛い、歩いてる時にグシャってなる。力がかえってこない感じがする

・主訴について補足すると、ピラティスレッスンをしていた頃から痺れは訴えているため、かれこれ半年近く続いている状態です。

他にも、今は症状として現れていませんが、

  • 不眠
  • 便秘
  • 右膝の痛み

上記の症状も聞かれていた時期もありました。

今回は時間の都合上、神同期が評価を行い、治療は自分が行うという流れで行いました。

早速、神同期の評価の模様をお伝えしていきます。

全体の評価の流れです。


  • 歩行評価
  • 座位
  • 立位
  • 座位足部評価
  • 座位上肢外転テスト(nerveテンション)
  • 立位上肢外転テスト(nerveテンション)
  • 立位左右荷重別上肢外転テスト(nerveテンション)
  • 片脚立位
  • 臥位nerveテンション評価
  • 臥位右膝の硬度評価(左右の裂隙チェック)
  • 臥位踵骨牽引でのnerveテンション評価
  • 臥位頸椎アライメント・硬度評価
  • 座位脊柱評価
  • 並進バランステスト
  • 動きのクセ評価(並進バランスで)
  • 脊柱の側弯部分の硬度改善している時の呼吸評価(一回換気量が増加するから、呼吸数が減少=呼吸が深くなる=腹圧↑)+並進バランス

評価項目が詳細ですね笑

今まで数個の評価だけで原因を決めつけていた自分が恥ずかしいと思います。

以上に挙げた評価結果を統合した結果、脊柱の側弯部分の硬度の高さが一連の痺れと腰痛の原因ではないかと推測されました。

なので、”脊柱の側弯部分の硬度”を治療部位としました。

治療はシンプルに、クライアントの腹圧が高くなる姿勢で同部位への感覚入力を行いました。

それでは、治療前後の評価を結果をどんっ

介入前介入後
歩行評価・右腕の腕振り↓
・左立脚期での沈み込み
・右腕の腕振り↑
・右立脚期での沈み込み↓
座位・肩甲骨▶︎法則性通り
・腸骨稜▶︎法則性通り
・変化なし
立位・肩甲骨▶︎法則性通り
・腸骨稜▶︎法則性通り
・舟状骨▶︎逸脱

・足部評価?▶︎右後足部外反・荷重LHA外反・右足部分代償、左後足部外反・荷重LHAニュートラル・左足無代償
・舟状骨▶︎逸脱がより著明になった
・足部評価▶︎左荷重LHA外反・左足部分代償
座位足部評価?・右足部▶︎後足部外反、前足部外反↓、部分代償
・左足部▶︎後足部外反、前足部外反↓↓、無代償
・左足部▶︎前足部外反↑
座位上肢外転テスト(nerveテンション)・左で特に引っかかり・変化なし
立位上肢外転テスト(nerveテンション)・左で特に引っかかり・変化なし
左右別荷重立位上肢外転テスト(nerveテンション)・右足荷重で左右ともに引っかかり↑・変化なし
片脚立位・右片脚立位で著名にふらつき・右片脚立位でのふらつき軽減
臥位nerveテンション評価・右大腿神経、右伏在神経、浅腓骨神経で引っかかり・右大腿神経の引っかかり↓
・それ以外は変化なし
右膝の硬度・右膝内側裂隙にて硬度↑・右膝内側裂隙硬度↓
臥位踵骨牽引でのnerveテンション評価・右側で引っかかり・変化なし
臥位頸椎アライメント・硬度評価・右側屈・左回旋
C0 左回旋
C1左
C2左
・C3正中
・C4正中
・C0正中
・それ以外は変化なし
座位脊柱評価・L2〜4にかけて右凸の側弯・L2〜4にかけての側弯ほぼ消失
並進バランステスト・左右ともにゼロ(特に左側で代償著明。下肢の代償)・左右ともにスコア4、下肢代償も軽減
動きのクセ評価・体幹右回旋誘導で腹圧↑。体幹左回旋誘導で腹圧↓・左回旋誘導でも腹圧維持
脊柱の側弯部分の硬度改善している時の
呼吸評価+並進バランステスト
・脊柱側弯部位の硬度改善図ることで、呼吸効率↑・腹圧↑・左側臥位で腹圧↑、右側臥位で腹圧↓。左側臥位にて治療

はい、まとめると

  • 側弯部位とそれに合った神経支配領域の症状は改善
  • 神経症状はほぼほぼ変化なし
  • 頸椎は若干悪化?

治療結果を真摯に受け止めると、今回の両腕の痺れと腰の重だるさの原因は、脊柱の側弯ではなかったということですね。

いやー、本当に人の体って複雑。また、次回のRlogでその後の様子をお伝えしていきます。

ではでは〜^^

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