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4年目理学療法士のしくじり臨床失敗談

はやた
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みなさんこんにちは

今回はタイトルにある通り、実際に私自身が経験した臨床でのしくじりについてお伝えしていこうと思います。

最近は、知識系のコラムばかりお伝えしていたため、少し堅苦しいかなと思ったりしてきたので、ラフな感じのコラムを書こうと思いました。

今回のコラムは

こんな人にオススメ
  • 新人理学療法士さん
  • これから実習の学生さん
  • 若手理学療法士さん

それではやっていきましょう。

リスクの経歴

簡単な私の紹介ですが、

急性期・回復期・維持期全ての病床がある回復期メインの病院で働く理学療法士4年目です。

またなんでこんな記事を書こうと思ったかというと、お察しの通り私はほぼ毎年なんらかのリスクを起こしているリスク王だからです。笑

全然笑い事ではなく反省すべきことなんですが、(もちろん毎回ちゃんと反省しております)

この経験が他の人の役に少しでも立てればいいなという想いでお伝えしていきます。

これまでの理学療法士人生の中で、起こしたリスクは全部で5件です。1つずつ紹介していきますね。

平行棒内転倒事件

まず最初は、「平行棒内転倒事件」です。

事件発生時は忘れもしない、2017年10月の体育の日です。当時私は大学4年生で最後の総合実習の真っ只中でした。ちなみに実習も佳境を迎えており、ラスト1週のはじめの日でした。当時の実習先は、病院に併設されているデイケアでした。その実習先では、他のリハスタッフと同様に何人かの利用者さんのリハビリを担当させていただいてました。その日もいつも通り利用者さんとリハビリを行っており、事件はその時に起きました。

いつもリハビリの最後は平行棒内の歩行練習を行って終了するのですが、その日もいつも通り平行棒で歩行練習をしていました。すると方向転換時に突然利用者さんが視界から消えました。慌てて利用者さんの脇を支えましたが、間に合わず利用者さんは膝を床についてしまいました。そこからの記憶はあまり鮮明に覚えていませんが、私は呆然と立ち尽くし、異変を感じ取ってくれたバイザーの先生が駆けつけ、他のスタッフの方も続々とその場に集合しました。利用者さんは脇を抱えられながらその場から立ち上がり車椅子まで戻ることが出来ました。幸いなことに怪我は転倒した時に腕を平行棒に引っ掛けたときにできた傷だけでそのほかにケガはありませんでした。

以上が事件の概要です。今でも覚えていますが、当時は本当に一瞬の出来事で何が起きたのかサッパリという感じでした。それほど一瞬の出来事で、起こった時には、転ばせてしまったという事実を飲み込んだという感じです。

転倒の原因とは?

さてここからが本題ですが、なぜ今回のような事件が起きてしまったのでしょうか。

もちろん当時もなぜ起きてしまったのか考え反省しましたが、改めてなぜ起きてしまったのかの原因と、今後気をつける点の対策についてお伝えしていきたいと思います。

油断・慢心

→実習が最終週になり気持ちが浮かれていた。利用者さんをリハビリするということに対して慣れがでてきていた。いつもリハビリしている利用者さんだから大丈夫だと思い込んでいた。平行棒内だから大丈夫だと思っていた。リハビリに集中できていなかった

介助方法

→利用者さんから手を離しており、かつすぐに支えられない位置にいた。

評価不足

→方向転換時は歩行よりも難易度が高い。既往に片麻痺があるため方向転換時にふらつく可能性は考えられた。

という感じで3つの原因が考えられましたが、他にもリスクを経験してたどり着いた1番の原因はやはり「油断・慢心」が1番なのかなと思います。これはリスクに限らず、色んなことに共通して言えると思います。当たり前の事のように思えますが、この当たり前のことを意識して行うことが重要だとリスクを繰り返していくうちに気づきました。気づくの遅いなと言われても仕方ないのですが、私は繰り返すことでやっと気づけました。

結論1番の対策は、油断・慢心をしないということになります!笑

リスクの本質

結論1番の対策は、油断・慢心をしないということになります!全然対策になってないと言われるかもしれませんが、本当にそうなんです。思い出してみてください。初めて患者さんの歩行練習をさせて頂いた時の気持ちを。転ばないかな。転ばせないように歩けるかな。と不安に感じその中でも転ばせないように工夫して歩行練習していた時期を。ほとんどの人は歩行練習を始めた時は転ばせたことはないと思います。患者さんの歩行の介助が重すぎてセラピストの力量不足で転ばせてしまうのは技術の問題なので仕方ありませんが。(仕方なくもないけど)ほとんどの場合は、本来転ぶような介助量ではない人の歩行練習で転倒させていると思います。きっとそこには、いつもやってるから。転ぶはずがないというような油断や慢心があるはずです。絶対心のどこかにあります。

転ぶ可能性があると考えている時は仮に転びそうになったとしても転ばさせないような対応ができるものです。私自身最後に患者さんを転倒させてから約2年間ほど転倒のリスクは起こしていません。しかし、転倒しそうになったことは何回もあります。いわゆるヒヤリハットですが。何回も転倒しそうになっても、私は転びそうになった時に転ばせないように対応出来るように準備をしていたため、転倒させることはありませんでした。本当に転倒させないという意識を持つだけで自然と介助する位置も1番適切な位置で介助するようになるのです。

今回は転倒のリスクを紹介しました。転倒に関しては本当に少しの意識の差で防げるかどうかが決まります。私自身も今後のリハビリで転倒させることがないよう気を引き締める意味を込めて今回のコラム書かせて頂きました。少し抽象的な意見になってしまいましたが、転倒させないようにするためには、初心を忘れるべからず、患者さんとのリハビリに臨むことが大切です。5個紹介する予定がまだ1個なので続きはまた別のコラムでお伝えします。

また他のリスクについてもお伝えしていきます。

ではでは(^^)

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