【BiNIセミナー】患者さんの痛みをとるたった3つの方法
今回は、2022年の舟波先生のセミナーで学んだことについてお伝えしていきたいと思います。
コロナは収束しつつある
メンタルブロックが外れてきた
今年の舟波さんのトピック
学会で誹謗中傷があった。
→しょうもないことはやめよう
そもそもで概念と方法は全然違う。
概念→共通項をみる。個別性は取っ払う。例)犬や猫の概念
方法→方法論はいくつあってもいい。変わっていいもの。むしろ変遷していくもの。
痛みは不快な感覚・情動
基本的にクライアントの主訴は
痛み か 動けない
この2つに絞られる
国際疼痛学会による痛みの定義は
不快な感覚・情動
つまり、感覚的だし情動だからメンタルも影響するよね?
痛みの多面性
不快な感覚・情動って言ってるけど
結局のところは”活動電位”で示される。
つまり痛みを感覚情動として伝えている”活動電位”をシャットダウンすればOKってこと
痛みの共通項は”活動電位”つまり「神経」ですよね
慢性疼痛は圧倒的に女性に多い
慢性疼痛は特に30代以降の女性に多くて、腰背部が約60%。しかも腰痛の80%は非特異的腰痛だから、レントゲン上異常なし。
疼痛への対処法で多いのは民間療法
疼痛への対処法って意外とマッサージとか理学療法が治療法となることが多い。
痛みを伝えるのは神経(=電気)
しかし、痛みを伝えているのは神経(=活動電位)だから
神経(活動電位)を調整する、どうにかするしかない。
つまり筋トレしても痛みは良くならない。
神経のないところに痛みはない
痛み=神経のアウトプット
皮膚の感覚受容器が侵害刺激として電気を伝える
外力を電気変換するのは感覚神経である偽単極性ニューロン
偽単極性ニューロンの端っこが感覚受容器
偽単極性ニューロンがエラーを起こしている場合が多い。
内臓は切っても灼いても痛くない
腸間膜には神経があるので切ると痛い
内臓自体には神経がないから?痛くない
関連痛の存在を頭に入れておく
訴えが同じでも関連痛の場合もあるため精査が必要
例)肩が痛い→心臓に問題あり?本当に肩に問題があり
肩の感覚神経の髄節に内臓の神経がある?
痛みをどこでブロックするか
感覚の入り口である脊髄後角のところでブロック
例)リリカ、タリージェ
下行性疼痛抑制機構はセロトニン
麻薬性鎮痛剤 オピオイド(モルヒネ受容体に結合して痛みを和らげる)
痛みの原因3つ
硬い
→結合組織には神経がたくさんある
神経・血管の圧迫、伸張、滑走性の低下
神経と血管の走行はほぼ同じ。無闇なストレッチは良くない
特に静脈血を流してあげる
心臓に静脈血を戻してあげることが大事
大静脈で戻ってくる方が大事。
戻してあげるイメージを持つこと
APA機能不全
前庭機能↓、網様体機能↓、神経伝達物質↓
硬いに対するアプローチ
結合組織をほどく
神経・血管の圧迫、滑走性の低下に対するアプローチ
神経系は1つのユニット
脊髄の周りには静脈叢がある
うっ血を取り除くことが大事
静脈血を戻してあげる
つまり胸腔内圧を陰圧にする(胸腔内は常に陰圧。陰圧からさらに陰圧に)→そのためには横隔膜が働かないと
陰圧になることで空気が入ってくる。
血も吸い上げられる
大静脈は横隔膜を突き抜けている。
痛みを感じている人は呼吸も浅い
APA機能不全に対するアプローチ
体の中心の風船=腹腔内圧
横隔膜が働かない→胸腔が陰圧にならない→血が戻らない
脳幹を開放していく(横隔膜)
前庭系を賦活させる
揺らす(前庭感覚)は一次体性感覚野を抑制する