PHI Pilates JAPAN FESTA 2021 #Q & Aセッション
みなさんこんにちは
今回は、PHI Pilates JAPAN FESTA 2021 初日1発目のQ & Aセッションの内容をお伝えしていきたいと思います。
FESTAの他のコラムはこちら
事前にインストラクターである参加者の日々のセッションの悩みや質問などを募集をしたものを、PHI Pilates JAPAN代表の桑原さんをはじめ、 PHI Pilates JAPAN本部の皆さまが答えていくセッションです。
私が事前に応募した質問内容に関しても回答いただけました。
それではやっていきましょう
今回のコラムは
- ピラティスインストラクター
- 運動指導に携わっている人
- ボディワーカー
それではやっていきましょう
- はじめに
- Q & Aセッション
- Q1 これからの時代に必要なスキルは?
- Q2 ピラティス初めての方でオンラインで行う場合の進め方
- Q3 ピラティスの頻度はどのくらいがいい?
- Q4 仰向けカールアップ時首が痛いクライアントどのように改善を促すか
- Q5 動ける人が少ない高齢者マンネリ化防ぐ
- Q6 慣れた20名の中で初めての人が混じった
- Q7 Cカーブが作れない人がロールアップ獲得するためには
- Q8 イクイップメント選択の選び方ヒント
- Q9 前捻角が強い人
- Q10 膝の痛みがある人のエクササイズ
- Q11 ニュートラルポジション、呼吸ができない人、足裏が崩れる人
- Q12 骨盤前傾できない人、腰背部で代償してしまう人
- Q13 胸椎伸展出にくい人
- Q14 脊柱の歪みを矯正する順番
- Q15 側弯症のエクササイズ
- Q16 新規クライアントのリピートを狙うためには
はじめに
はじめにPHI Pilates JAPAN代表の桑原さんからPHIについてのお話があり、PHIはのべ2000人以上のインストラクターを輩出するほど大きくなった要因として、”エクササイズ全てに理由がある”ということをおっしゃっていました。
確かに全てのエクササイズに意味があり、解剖学・運動学に基づいた理論がエクササイズに詰まっているため、理学療法士である私も日々の臨床にも取り入れやすいです。
Q & Aセッション
Q1 これからの時代に必要なスキルは?
ある程度のピラティス経験をする
深める。デジタル化。
95%の人がやる気になってるが実際に行動に起こす人は少ない→ここを狙う
デジタルの使い方等の”知の深化“
”みる力”を養ってほしい
動きを修正するタイミング
いい動作に至るまでの道のり
エラーに至るまでの流れ
動きありきの後付けで解剖学を勉強する
間違い探しができる目を養う
自分が動くことが大事
できないきことはわかりませんという素直な気持ち
Q2 ピラティス初めての方でオンラインで行う場合の進め方
・クライアントがどういう環境でできてるのか確認する
→スマホ越し、足先が見えない等の環境
・クライアントが画面越しで見ながらできるものからスタートする
例)座位からスタートや四つ這いからスタートしたり
ハーフロールダウン・キャットダウンからみて
その後のエクササイズにつなげる
プランクやサイドプランクなど
・画面を見えるようなエクササイズ
→仰向けやうつ伏せは避ける
クライアントが画面を見れるエクササイズを選択
・キューイングをいかにシンプルに
・一つ二つで反応をみる
Q3 ピラティスの頻度はどのくらいがいい?
できるだけ毎日が理想
どれほどきたらいいですかの質問に関しては毎日が理想と答える
しかし、経済・時間的な問題から難しいため、できるだけきてもらう
例)プロ野球選手ピッチャー
35歳でアキレス腱両方切った
150km→140kmに落ちてしまった
最初のセッションは無料で行い、満足して頂けたら次回から有料という形で行った。
毎日90分セッションし、140後半でるようになった。
キネティックチェーンが上手く回るようになった
はじめのうちは、出来るだけ来てもらった方が早く解決できる。癖づけがしやすい。
・ある程度のところまできたら頻度は減らしていく
来なくていいけど調子崩したら戻ってくるというのが理想
Q4 仰向けカールアップ時首が痛いクライアントどのように改善を促すか
サービカルノッドのところで胸鎖乳突筋が先行してないか。うなずけてるか。
カールアップの角度が浅くないか。胸郭のラウンドが必要。
肋間筋の柔軟性→回旋系のエクササイズで上位胸椎の柔軟性出してから行う
Q5 動ける人が少ない高齢者マンネリ化防ぐ
・手と足を動かす+頭を使う
ボール、ジャンピングボード、リフォーマーを使い運動の多様性を
フットワークの後にスクワット
・ボールを投げてキャッチしてもらうスクワット
こっちが投げてキャッチしてもらって投げ返す
しりとりもする
・1つ2つとタスクを増やす
・生活動作に近いエクササイズをいれる
階段昇降
困っている動作の前段階、動作を要素分解して行う
膝立ち、片膝立ちのエクササイズ
Q6 慣れた20名の中で初めての人が混じった
・サクサクいくためには、レッスン始まる前にこの骨は覚えといてねーって勝手に喋る
・ピラティスに必要な知識をチラシに記載しておく
・「何回も同じことを説明するのを避けたい」
→あらかじめ始まる前に話す。クラスを回ってみる。反応を観察しとく
若くても動き悪かったり高齢者でもサクサク動いてくれるケースがある
・目悪い人や難聴の人近くで動きを見せてあげる
・問題ある人の近くにいく・不安残ってる人の近くにいく
ウロウロしてあげる
・考え方は、1対1が20組あるのと一緒
グループもパーソナルも一緒寄りそう
Q7 Cカーブが作れない人がロールアップ獲得するためには
ロールアップにこだわることはない
骨盤前傾後傾ができるか
股関節屈曲筋のストレッチ、リリースかける
レッスンの流れ的にはストレッチはよくやる
キャデラックでバネの力補助、手で補助するのがベター
Q8 イクイップメント選択の選び方ヒント
・なぜこのツールがあるのか
理由をつけてクリスティンがアレンジしてる
・初心者→ロールダウンバーで一回やる
探るため、使い方分からせるためにちょっと苦しい場面で繰り返す
・キャデラックは初心者用
気づきを与えやすい
・リフォーマーなんでも出来る万能
・チェアーは半重力のエクササイズ
・マット・プロップス・バレルは抗重力でのエクササイズ。持ち運び出来る
・マシンは多角的な方向で負荷を与えられる
重力の向きでエクササイズを・考える
Q9 前捻角が強い人
・脚が固定のエクササイズは難しい
OKCのエクササイズで補填
マーメイドは許容
膝とつま先の向きは揃える
Q10 膝の痛みがある人のエクササイズ
空
・原因が大事。構造的か機能的かで変わってくるため、ヒアリングをすることが大事。勘違いをしてエクササイズを続けてしまうことが多い。ブリッジ、シングルレッグキックスは避ける
例)下腿の外旋が強いマルアライメント
目的は、膝に負担がかかりにくい動作パターンを作ってあげる
足首や股関節を動くようにして膝の負担を軽減してあげる
シングルレッグキックスの時の曲げ方を確認する。(→下腿の外内旋の評価)
他にも椅子に座って膝曲げる時にハムストリングスが協調的に使えているか確認し、動作パターンを評価するのもあり。
Q11 ニュートラルポジション、呼吸ができない人、足裏が崩れる人
・目を閉じてしまう(→対象物を注視させる。)
・呼吸を促すために、質問をして相手を喋らせたり、数を数えてもらう。
発声する機会を設ける
・60点を目指す。最初から100点を目指すのはやめる。ここまでという基準を作る。
息が吐けない人も多い。
・動画を撮って家でやらせる
呼吸は1週間続けると肋骨の柔軟性上がる
四つ這いになって、背中を丸めて呼吸するだけ
10秒すって10秒吐く。6セット
寝る前にやると副交感神経優位になってグッド
Q12 骨盤前傾できない人、腰背部で代償してしまう人
・筋バランスの問題か神経の問題か
・座位でバランスボールの上やハーフカットポールの上で骨盤前後傾を行う
Q13 胸椎伸展出にくい人
・ハーフロールダウンで腰背部の緊張落とす
・コアを使っている感覚を入力する
・スワンダイブ
→手をおでこにつけたままアップしていく→肩甲骨の代償軽減。
・四つ這いから、お腹と太ももをつけた状態で胸椎伸展することで、腰椎丸めた中で胸椎伸展できる
Q14 脊柱の歪みを矯正する順番
・脊柱の動きを伴う動きを行うときは、そもそも脊柱の動きをやっていい状態なのかレッドフラッグの確認が必須。必要に応じてDrの指示をもらってきてもらう
屈曲・伸展→水平面(回旋系)→前額面(側屈)
側弯はタワーのプッシュバーが1番いい
Q15 側弯症のエクササイズ
基本はエロンゲーションのイメージでアプローチ
サイドラインのエクササイズを中心に
ニーリングサイドキックスで凸側に脚伸ばす+凹側の上肢を伸ばす
Q16 新規クライアントのリピートを狙うためには
・運動に自信ない方→シンプルな動きで調整して、自己効力感高めてもらう。難しいことは一切やらない
・できる人はきついエクササイズでまだ弱いなとピラティスの必要性を伝える
・営業はしない。よかったら続けてください
・同じことをやって同じことを続ける大切さを実感してもらう
その場かぎりのことが多い。公共施設などで行うため、会うことが楽しみの人が多いはず
次回こういう動きをしますよと宿題みたいなエクササイズを選択する
雰囲気作りポジティブな要素を中心に。ネガティブ因子は伝えない。
否定的なキューイングは避ける
例)〜しないように等